ケイテック(ガイソー所沢店・埼玉県所沢市)では、「職人の価値向上」を推進するためにITを導入している。ITを使いこなす職人を育成し、現場の生産性を向上することで、参入事業者が増え、競争が激化するリフォーム市場で勝ち抜いていこうと考えている。同社の清川貴史社長に聞いた。
チャットでの連絡によって無駄を省き職人も現場の生産性を向上
屋根に特化で差別化・地域密着
ITを駆使する職人に意識改革
清川社長自身が最も大切にしているのは、「職人の価値向上」。「受注はできても、営業マンは家は作れない。作るのは職人です。『頼んで良かった』と感じていただけるサービスを提供するためには、施主様と良好な関係が築ける人柄のいい職人や、幅広いリフォームに対応できる経験と技術が必要です。職人の質を向上していくことが、他社を圧倒する唯一の武器になり得ると私は思います」(清川社長)
職人がITを駆使し、効率よく仕事ができるようになることも「職人の価値向上」につながると清川社長は考えている。そのため、将来的にペーパーレス化し、社内体制を整え、職人の意識改革も進めている。そこで、導入したのが施工管理アプリのANDPADだ。「導入前は、現場管理者が職人からの電話対応に追われていました。現場の住所確認といった些細な問い合わせも多く、自分の業務に集中できない状況が続いていましたね。電話での『言った、言わない』のトラブルも発生していましたし、図面や発注書などを紙でやりとりすることに煩わしさを感じていました」(清川社長)。
当初、抵抗感のあった職人もいたが、障壁を下げるためにビデオ会議飲み会などを開きながら、徐々に慣れてもらった。今では、施工管理アプリも当たり前のように業務に溶け込んでいる。
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