雨漏り診断、調査、修理の第三者機関雨漏り119(広島県広島市)では、赤外線カメラで雨漏りの根本的な原因を追究する。点検数は加盟店125社(4月初め時点)で年間500件にのぼり、加盟店の9割は塗装店が占めている。塗装と雨漏りのリフォームに力を入れる理由を尋ねた。
【リポート/編集部 高田遥介】
点検をしている加盟店の社員
診断は125社の塗装店が対応
雨漏り119の加盟店のうち、約9割は塗装会社。売上高も1億円前後から10億円以上の会社までおり、ほぼ全国に加盟店がいる。年間の点検件数は、全国約500件にものぼる。
「私たちの特徴は、雨漏りの根拠を『見える化』して、お客様に赤外線カメラを使った第三者目線で分析、課題解決案を提案できることです」と、代表を務める品川真一氏は語る。
赤外線カメラを使った温度変化分析では、雨漏りをしている部分が通常より温度が低く、カメラを通すと青く映る傾向がある。使用するカメラは、世界シェア1位のフリアー社製だ。
通常の調査方法は散水調査。疑わしい部分に水をかけて、漏れていないかを確認する作業だ。
「疑わしい部分にかけて水が漏れたら、そこが原因と思う方が多いですが、実は違うこともあります。大事なのは雨漏りになった根拠、原因を突き止めること。別箇所が壊れていることで、雨漏りになっている可能性があります」

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