リフォーム業界の実態を明らかにする企画。今回のテーマは「評価・給与制度」の2回目。各社どのように評価・給与制度をしているのか、5社に調査した。
給与、賞与の全てを「見える化」
52項目の評価シートも活用
工務以外の事務や営業マンの評価材料にする52項目の定性評価シートを独自に開発。自己評価のほか、上長が評価する
丸山工務店(埼玉県秩父市・年商4億5000万円)は、社員の給与やボーナス、販管費を「見える化」するユニークな会社だ。
給与は、年齢と同額を支給するのが目安となっている。例えば、20歳なら20万円、40歳なら40万円といった具合だ。一部の社員には役職手当や資格手当を支給する。これらを社員全員が分かるようにしているのが同社の特徴だ。
年齢で決める理由は、同社が顧客に新築の価格を提案する際に行うシミュレーションを、社内でも応用していること。「秩父地域で生活するうえで、年齢に応じて、どのくらいの給与が必要かをシミュレートした結果、ほぼ実年齢と同じだという結論に達しました」と廣瀬正美社長は語る。

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