どの会社にも必ず存在する「会議」。物事を決めたり、情報を共有したりするために欠かせないものだが、目的やルールが曖昧で生産性が低い会議も中には存在する。今回は業績拡大や、業務改善に繋げている事業者の「会議術」をリポートする。
特集:業績アップに繋がる会議術
「クレーム撲滅」会議を週1で開催
数字報告なし、問題は社員一丸で解決
毎年5割アップのペースで売り上げ増を達成してきた人気の外壁塗装店、麻布(愛知県春日井市)。2021年9月期の年商は前期比180%の13億円に。増収を後押しするのは、週1開催、本店にいる14人の社員が参加する「社長会議」だ。会議のテーマは、「顧客を喜ばせるために何ができるか」。約90分間、この一点のみを訴求する。
会議のなかではまず、池田大平社長が営業社員にヒアリングを行う。進行している工事案件で、クレームは出ていないか、お客さんの困り事はないか、といったことを聞き、社長が助言や対応方法を決める。
週に1度の社長会議が社員のやる気アップ、業績アップの源に

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