「置床専門店」を掲げ、関東圏で年500件の置床リフォームを手がける企業がある。それが、リフォーム売上高2億7000万円の秀和建工(神奈川県大和市)だ。メイン顧客層は買取再販を手がける企業で、売上の9割を占める。なぜ置床リフォームだけでここまで伸びているのだろうか。
再販業界軸に売上2億円超
間取り変更
遮音性向上で採用
置床工法とは、部屋の床を全体的に上げて段差をなくす工法のこと。元床に等間隔に設置された支持脚の上に、床の下地となるパネルを敷き、その上にフローリングを施工する。床下にできた空層部分には、断熱材を入れる。
置床工法の施工途中の事例。ゴルフシミュレーションを室内で作る際に、置床リフォームで実現する
これにより、断熱性能や床防音の効果がアップ。マンション工事の際に需要が上がる傾向がある。
同社の強みは、施工可能な置床工事の幅広さ。現在、マンションや戸建て、オフィスや体育館など、建物用途に応じた工法を実現する。住宅と非住宅の売上割合は6対4だ。

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