元大工が長年の現場経験をもとに開発し、実際に現場で起こるトラブルを解消する機能を搭載した施工管理アプリがある。店舗の設計・施工を手がけるIWAKI STYLE(京都府京都市)が展開する「現場一番」だ。
職人向けの画面はシンプルで使いやすい
現場あるある解決する機能満載
現場監督・職人・施主が現場情報の共有をしたり、チャットによるコミュニケーションがとれる同アプリ。特徴的なのは、3者がそれぞれ見られる画面が異なることだ。営業部の三角昌詩氏は「職人さんが使用する際に監督と同じ画面だと、機能が多すぎてどこを触っていいかわからず使いづらい。触ってみようと思ってもらえるシンプルなつくりです」と語る。
工程表を修正するとリアルタイムで職人に通知される
さまざまある機能の中でも、工程管理機能が一番の強みだという。現場監督は簡単に工程表を作成し、どこからでも修正できる。修正した際には、職人が見ている工程表にも反映され、さらに通知もされるため、共有漏れの心配もない。また、職人に仕事を依頼する際には承認必須設定が可能で、職人が承認ボタンを押すと自動でカレンダーに反映。日付の間違いや「言った言わない」のトラブルを防ぐことができる。
ほかにも、現場から500m以内の場所でないと入室が押せない「入退室管理」や現場近くの駐車場や公衆トイレなどの情報を登録できる「地図・駐車場情報」など、現場視点ならではの機能が盛り込まれている。
もともとは別の施工管理アプリを導入していた同社。機能が多くて使いにくいことから自社での開発に踏み切った。その使い勝手の良さから「自分達以外の人達も楽にしたい」と考え、サービス提供を開始。
初期費用は無料で、対応現場数に応じて料金が変わる。5現場対応のスタンダードプランは、年間契約の場合1万9800円/月。アカウント数は無制限だ。まずは無料で1現場を管理できる「60日間無料トライアル」を実施している。
営業部 三角昌詩氏

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