塗装会社のハウスメイク(千葉県千葉市)が大型改修も含めたリフォーム事業に参入する。そのため、2013年8月には建物をすべてショールーム化した自社ビル事務所を千葉市緑区に新設。天然石の外壁やイタリアのモザイクタイルを貼り付けた室内装飾など、見せる事務所となっており、この場所で好感がもてる企業イメージを訴求していく。
天然石を外壁に利用
鈴木直哉社長はリフォーム事業への参入理由を次のように話す。
「当社は設立11年を迎えましたので、最近塗装のリピート需要が出てきています。その際、住まいは築後20年を超えるような建物ですので、水回りもできないのという要望があるのです。リフォームの話が出た際、今までは他社を紹介していましたが、顧客のニーズに応えるために対応工事の幅を広げることを決めました」
新事業に取り組むにあたり開設した事務所は、通常のショールームのようにキッチンやトイレが展示してあるわけではない。通常の事務所の中に見せられる部分を散りばめてあるところに特徴がある。例えば、TVのまわりにはイタリアンタイルで囲うように取り付けた。また、机にはハーマンミラー社の黒いガラス製を採用するなど、置いてあるもの1点、1点にこだわった。
「1つ1つの部屋をテーマパーク化することを考え、作りました」(鈴木社長)。同社の前期売り上げは4億円。今期は5億円を計画しており、1年以内には仙台、横浜、成田のどこかに支店の開設を計画している。

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