リペアビジネスを展開するリペアワークス(神奈川県相模原市)は、2013年から売上保証型のフランチャイズを展開。現在、加盟店数60店を超え好調だ。

営業車の広告塔「りぺっくま」
同社は2000年に設立。2010年に約2億3000万円だった年商は、2013年に7億6000万円を突破。2013年4月からは、フランチャイズ事業「リペックス」をスタートし、2014年は14億を超える勢いだ。
「今期の売上高を伸ばした大きな要因はフランチャイズを始めたからですね。他にはない売上保証という方式が受けています。本部より施工案件の提供を行い、売り上げを保証する仕組みです。開業初月から安定して売り上げを上げることができるのはもちろん、営業が不要のため、リペア技術の向上に専念することができます。」(伊澤清社長)
事業者1人の場合の開業資金は約950万円。加盟店は1年間、月額で80万円が売上保証される。収支モデルは、月額約100万円、販管費35.5%で純利益約64万5千円となる。売上保証の更新も可能だ。
また、新たに本部が先行して開拓した顧客・案件をFC店に渡していく「顧客譲渡型フランチャイズ」もスタートする。
この仕組みを実現できる同社の強みは、独自で開発してきたリペアの高い技術力とそれに基づいた年間2万件以上の受注実績。案件は、ハウスメーカーやビルダーから新築住宅の施工中にできた傷の補修のみならず、不動産事業者や、管理会社からの既存物件の保守や、公共施設、ホテルなど多岐にわたる。
「新築物件の場合は、木部とサッシのリペアが多いですね、リフォーム関係だと水まわりのリペアが多いです。水まわりのリペアは、この業界では剥離などのクレームが多く、撤退している業者も多いのです。弊社では、材料を独自に開発して剥離などのクレームのない技術を確立しています。材料だけではなく作業用の道具も改良して、施工が早くできる仕組みになっているのが当社の強み」
現在、「顧客譲渡型フランチャイズ」の本格展開に向けて、伊澤社長をキャラクター化した"リペっくま"を広告塔にしたド派手な営業車で、顧客開拓を行っている。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1653号(2025/06/16発行)2面
-
1652号(2025/06/09発行)2面
-
1651号(2025/06/02発行)3面
-
1650号(2025/05/26発行)5面
-
1649号(2025/05/19発行)5面