100年対応の外装材開発、メンテコストを大幅削減 ハマキャスト

　外装材・防水材の製造、責任施工を行うハマキャスト（大阪府大阪市）は、100年対応型の外装材の販売を開始した。

　同社が取り扱うのは、現場再現型人造石の外壁塗壁材。石の重厚感、格調の高い質感を薄層吹付によって再現、天然石材の1／8の重量で外壁をリニューアルできる。

　これまで、ノンブリード型のシーリング材と防汚性、耐久性、耐候性に優れたトップコートの組み合わせにより、メンテナンスフリー50年対応の外装材を提供してきた。今回はさらに商品を進化させ、促進耐候性試験で２ｈｐ万時間を達成する100年対応型の商品を発表した。

　「建物の長寿命化を実現することができる商品を提供することで、省エネ、少資源化をして、地球環境保全に貢献できれば、と考えています」（濵中清海社長）

　この外壁材は、一般的な外壁と比べイニシャルコストは2倍ほどだが、ランニングコストを最大1／6に削減できるという。すべての工事を同社の専属職人が責任施工を行う仕組みなので、一定の施工品質が保たれ、20年保証も提供している。

　「マンションなどの集合住宅では維持管理コストが上がっています。長期的なコスト削減、建物の資産価値を考え、管理組合などからの工事依頼が増えています」（同社長）