プロパンガスやガス器具などの販売を行うサガミ(神奈川県横須賀市)は、地元建築会社である山工務店(同)をグループ会社とする経営統合を4月1日付で行った。需要が急増する住宅リフォーム分野の強化を図るのが目的。
サガミは神奈川県下で三浦半島や湘南エリアを中心に、ガス販売で約1万5000件の顧客を持つ。リフォーム分野もガス関連や水まわりを中心としたものを行ってきた。
太陽光発電事業にも4年前から参入し、家庭用パネルの設置販売のほか、北海道と熊本にソーラー発電施設も保有している。ミネラルウォーターの宅配サービスも手掛けている。
経営統合を機に、建築会社として各種リフォーム分野で高い技術を誇る山工務店のノウハウを取り入れることで、今後は範囲を広げてリフォーム分野を強化し、ゆくゆくは大規模な増改築や新築なども含め裾野を広げていく考えだ。
戦略としては、既存のガス販売における顧客ネットワークを生かす。ガス点検などの際の接触や、DMの配布を行うほか、横須賀市や三浦市のリフォームの補助金を利用した耐震診断の提案などを進めていく。

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