外装工事専門店の鴨川塗装(静岡県浜松市)は前期比で受注率が5ポイント向上し、8割に伸ばしている。

地元情報誌の広告。鴨川社長の笑顔が自社の信頼を高める
受注率アップに成功した具体的な取り組みは、ホームページと広告デザインの変更だ。1年前からホームページのトップ画面の最上段に鴨川稔社長の顔を出した。また、毎月1回自社の周辺地域17万世帯に配布される情報誌の広告にも、ホームページと同様に鴨川社長の顔を掲載した。
それにより、現調訪問の際に顧客とすぐに打ち解けることに成功した。
「媒体で顔を見ていただいてますので、『ホームページや広告で知ってる人が来た』とすぐに安心していただけます。自分が顔を出して信頼感を前面に出すことが他社との最大の差別化」(鴨川社長)
提案の場面でもスムーズに話が進みやすくなった。昨年まで現調後の見積書提案で3、4回訪問していたが、最近は減少。1回の提出で受注できることも増えてきた。
「工場の屋根改修の案件ですが、初回の見積書提出で600万円の案件が受注できた事例もありました」(鴨川社長)
同社の今期年商は前期比10%増の1億6000万円の見込み。

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