グッドハート、塗装セミナー強化 今期120件受注へ

　グッドハート（熊本県熊本市）は今年から外壁塗装セミナーの開催をさらに強化、開催頻度を月１のペースに増やし、塗装リフォーム事業における最も重要な集客法として力を入れている。

　セミナーでは参加者各自の家の塗装の適正価格から、塗装の種類、失敗しない色選び、トラブル事例やその解決策などの詳細を平田輝雄社長が説明。専属営業マンも同席し、相談にすぐ対応できる形をとっており好評だ。

　セミナーに力を入れるようになった経緯は、チラシや見積もりサイトによる集客では競合も多く、同社の個性を伝えにくかったことがある。セミナーは完全予約制、毎回２〜７人ほどの参加だが、成約率は高い。

　同社はもともと太陽光の設置工事を主力とし、2013年１月から塗装リフォーム事業を開始。長期的に見て太陽光事業は補助金制度の終了などにより縮小せざるを得ないため、それに代わる主力事業として塗装リフォームを育ててきた。

　前期の塗装リフォーム年間売上高は１億2600万円、受注件数は91件。今期は月間で既に平均1500万円ほど売り上げており、さらに伸びている。要因は今年新卒で採用した１人を含む専属の営業マンが着実に育ってきていること。

　今は営業マン３人体制で、10月には追加で１人を新規採用の予定。今期の同事業の年間受注目標は120件、売り上げで１億5400万円を見込む。最終的には４人体制で年間240件を計画。

　なお、同社のリフォーム事業全体の売り上げは前期の15年３月期が６億9000万円。