喜多ハウジング、住林ホームテックが議論 「ベストプラクティスからみる先進的なリフォームビジネスモデル」
10月27日に開催された第38回ジャパンホームショー(会場:東京ビッグサイト)にて、「ベストプラクティスからみる先進的なリフォームビジネスモデル」をテーマにパネルディスカッションが行われた。登壇したのは、住友林業ホームテック(東京都千代田区)建築デザイン開発部部長である大澤康人常務と、喜多ハウジング(石川県金沢市)の西谷清社長。経済産業省による「先進的なリフォーム事業者表彰事業」において選出された2社が、マーケティングについて議論した。(司会:本紙社長 加覧光次郎)
旧家再生で54億円、20年先見据えた提案
――まず受注方法についてお聞きします。喜多ハウジングでは「ライフプラン表」というものを使っているそうですが、これはどういうものですか。
西谷 インスペクションの結果を元に作成した、今行うリフォームだけでなく、10年後、20年後まで見通したリフォーム計画表です。お客様は今のことに注意が向いていることが多い。しかし退職金や子供の教育費を考えれば、ご要望のリフォームをするのは今がベストではないということもあります。そのため、たまに「今ではなく、5年後に」という提案をすることもあります。こういったお客様とは違う視点に立ったリフォーム提案というのが、当社の得意とするところです。
―― 他にも違う視点に立った提案はありますか。
西谷 当社では「ソナスマ」、備える住まいリフォームというのを提案しています。これは家を20代くらいで建てて、子供が独立したようなご家庭で、寝室を1」階に落として、コストがかからない生活をしてもらうというものです。
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