和久環組 鎌田友和 社長
リノベ不動産ブランドで中古住宅の仲介とリノベーションをセットで提供する和久環組(わくわく、神奈川県横浜市)。直近5月の4期目の決算では年商は16%増の25億円になりそうだ。これだけ早期に売り上げを伸ばす企業も珍しい。鎌田友和社長に今の取り組みを聞いた。
多様な人材を採用
――前期も過去最高の売上を更新しました。
当社はワンストップと、中古再販を行っているのですが、ワンストップの取り扱いが100件、再販物件の販売が45件で、その前の期と比べてワンストップが増加しました。
前期は利益率の改善を重視しました。売り上げを伸ばすだけであれば中古再販を増やせばいいのですが、やはりリノベ不動産はワンストップサービスですので、そちらを伸ばした結果です。
――今何に力を入れていますか。
人材の採用とマーケティングを強化しています。4月に7人が入社し、47人になりました。特に最近採用する人材は異業種からが多いのが特徴で、例えば、家具屋さんや輸入自動車の営業マン、地方の銀行員、など様々です。異業種には優秀な人が多くて、3カ月前に入社して、今やトップ営業マンになっている女性は、前職が大手アパレルショップの店員でした。
また、加盟店サポートの強化を掲げており、オウンドメディアの立ち上げなどウェブマーケティングに力を入れるので、エンジニアも積極的に採用しています。
――なぜそのようなユニークな人材を採用するのですか。普通は経験者を採用すると思うのですが。
ボクらのやりたい理念に共感する人と一緒に仕事がしたいんです。だから経験者じゃなくていいんです。
――そのような様々な人を採るのは難しいです。どのように異業種の優秀な人を募集しているのですか。

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