・建設業界の新たな形作りを目指すユニオンテック社長に話を聞いた
・異工種・異なる規模の職人の交流・直接依頼を促し、業界活性化へ
・業界の"見える化"を皮切りに、業界全体のイメージを変えていく
ユニオンテック 大川祐介 社長
職人が直接つながり受発注
建設業界特化型のプラットフォーム「TEAM SUSTINA(チームサスティナ)」など、業界向けのサービスを展開するユニオンテック(東京都新宿区)。3月には、職人を探せるアプリ「CraftBank」もリリースする。建設業の新たな形を模索する同社の大川祐介社長に話をきいた。
建設業の次世代型組合
――2016年の7月に「TEAM SUSTINA」を展開してから順調にサービスを拡充しています。
屋号のある個人事業主と法人合わせて5600社です。会員になるメリットは大きく3つ。1つは、サイト上で自社の情報を発信できます。2つ目は、求人や発注、協力会社マッチングなど出会いの場の利用。3つ目は、福利厚生や経営効率などのWEBサービスを利用して自社の価値向上ができます。この3つを繰り返し、完全な成長のループをつくっています。
――建設業界に関するあらゆる分野の企業が参加しているのも特徴です。
僕らは「建設業界の次世代型組合」と言っています。従来の組合は、例えば左官は左官、大工は大工と同工種で集まっていた。それに対し、僕らは異工種の集まり。左官、タイル屋、石屋、塗装屋など"横串"の仲間ができて、1つの建物を共に作る仲間に変わっていく。前向きな人たちが集まり自分たちの実業にメリットが次々と出ています。
リアルな出会いの場
――リアルな出会いの場を提供していることも強みです。

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