渡辺パイプ 常務取締役 水と住まいの事業部部長
渡辺圭祐氏
2019年の年商3000億円を目指す流通業界トップの渡辺パイプ(東京都中央区)が1月、住設資材卸の千成産業(大阪府門真市)を買収した。近畿地区の中でも空白だった門真エリアに住設部隊が置かれることになり、一層の販路拡大が期待される。渡辺パイプの水と住まいの事業部長で常務取締役の渡辺圭祐氏は、「今後は事業継承などの課題を抱える流通業者と積極的に提携していきたい」と話す。
シナジー効果で販路拡大へ
――今回の買収では、どのようなシナジー効果が期待できますか。
これまでも年に1~2件、年商5億~30億円の流通業者さんのM&Aを行ってきました。今回グループ入りした千成産業は、元々はステンレス専門商社の阪和工材(大阪府大阪市)の子会社で、年商は約12億円。施工の工事部隊を持ち、システムキッチンやユニットバスの現場に対応できることや、弊社のネットワークとつながってビジネスの機会が増えることなど様々な協業のシナジーがあると思います。
――今後も住設機器の流通業者をメーンにM&Aを進めていくのでしょうか。

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