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【インタビュー】アイダ設計、ローコスト戦略から「品質重視」に切り替え

アイダ設計
會田康史 代表取締役 専務取締役
1318号 (2018/06/26発行) 7面
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要約すると

・ローコスト住宅を訴求していたアイダ設計、品質を重視した戦略に転換
・顧客が安心・安全も重視していたことを受け、戦略転換
・消費増税による駆け込み需要も想定し、競争へ対策を進める


アイダ設計 會田康史 代表取締役 専務取締役アイダ設計 會田康史 代表取締役 専務取締役

目指すは新築3000棟

 全国に94店舗を構え、年間2600棟を超える新築住宅を手掛けるアイダ設計(埼玉県さいたま市)。かつては「777万円の家」といったローコスト住宅を訴求していたが、近年、「品質」を打ち出したブランドイメージに切り替える新たな戦略を推進している。會田康史代表取締役専務取締役に経営戦略を聞いた。

価格訴求のデメリット

――最近は受注棟数と売り上げが右肩上がりで伸びてきています。3月が決算でしたが業績はいかがでしたか。

 売り上げは約520億円の着地です。経常利益は約8億円。棟数では2600棟強になっています。早く3000棟に、と思ってはいるのですがなかなか届かない。ここが一つハードルだなと感じています。

――アイダ設計というと美川憲一さんのコマーシャルで、「777万円の家」といったローコスト住宅を訴求するイメージが強いかと思います。最近はこのような路線から切り替えているようですね、なぜでしょう。

 コマーシャルは7~8年くらい流していたので、そういうイメージが定着しているかと思いますが、実は2年前から価格から品質重視という打ち出しに切り替えています。CMも小泉孝太郎さんをメーンキャラクターに変えてイメージの一新を図っている最中です。

 なぜ切り替えたのかというと、安い価格を訴求すると、当然「安い」と思っていただけるのですが、建てる家の商品的な信用度が低い、ということにもつながっているということが分かりました。切り替えないとこの先やっていけないのではと。特にお客様が重視するのは、安心、安全。そして、災害や震災に強い。そこで思い切ってイメージチェンジを図りました。

アイダ設計 タレントの小泉孝太郎さんを起用したCMでブランディングを図るタレントの小泉孝太郎さんを起用したCMでブランディングを図る

注文住宅は1500万円

――今の平均販売単価はどれくらいですか。イメージの切り替えで単価の上昇も見込めそうです。

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