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【日本中央研究所社長インタビュー】夏の猛暑を遮熱塗装で快適に

日本中央研究所
間中恭弘 社長
1332号 (2018/10/08発行) 17面
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要約すると

・日本中央研究所が開発した遮熱塗料は室温上昇を抑える働きがある
・断熱はゆっくりと輻射熱が部屋に入るが、遮熱は遮蔽板で光や熱をカットする
・遮熱塗料がJIS規格化され、認定されたのは12社のみ


日本中央研究所 間中恭弘 社長日本中央研究所 間中恭弘 社長

 地球温暖化の進行などで日本の夏は厳しさを増し、今年は国内観測史上最高の41.1℃を記録した。猛暑では、住宅にいても熱中症を発症するリスクが高まる。日本中央研究所(東京都港区)が開発した遮熱塗料『アドグリーンコート』は、太陽の熱を反射、排熱し、室温上昇を抑える働きがあるという。暑い街を塗料でクールダウンさせたい、と意気込む間中恭弘社長に話を聞いた。

屋根を淡彩色で街の温度軽減

――今の住宅では、まず断熱性能が求められます。断熱と遮熱の違いは、何でしょう。

 今、住宅の屋根や壁、床などには断熱材が使用されています。断熱では、太陽からの熱はそこでいったん蓄えられ、抑え込まれます。しかし熱がなくなるわけではないので、移動の時間が遅れるだけで、ゆっくりと輻射熱として部屋に入っていきます。

 例えると、スポンジの上からポタポタ水を垂らしていけば水は溜まりますが、続ければ、スポンジの厚みが2センチだろうと5センチだろうと、やがて下から水が漏れ出てきます。それが部屋に侵入して来る輻射熱です。

 一方、遮熱は、アルミホイルのような薄い遮蔽板で光や熱をカットします。

 スポンジの例で言えば、水を垂らす蛇口の方を閉めましょう、という提案ですから、侵入する熱量自体が減るのです。考え方が全く違います。

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