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【セイム社長インタビュー】タスペーサーで適正縁切り

セイム
倉持忠行 社長
1393号 (2020/01/20発行) 19面
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セイム 倉持忠行 社長セイム 倉持忠行 社長

塗装利用率30%を目指す

 スレート屋根塗装の縁切りをスムーズに行なう部材「タスペーサー」を販売するセイム(茨城県守谷市)。確実に縁切りが行える特許製品として、感度の高い塗装会社を中心に利用が広がっている。倉持忠行社長に、縁切りの重要性や今後の戦略を聞いた。

【聞き手/報道部長 福田善紀】

差し込むだけで雨漏り防止

――スレート屋根塗装の際、縁切り作業を適切に行うためのタスペーサーを作っていらっしゃるのですよね。

 はい。スレート屋根の下塗り後に手で挿入するだけで、塗料によるスレート同士の接着を防ぎ、縁切り効果を発揮する部材です。毛細管現象で吸い上げられる雨水も排出するので、下地材の劣化や雨漏りを防げます。使う量は1平米あたり約10個。価格は定価で500個1万2000円です。

――従来の縁切り作業と比べたときのメリットを教えてください。

 カッター等を使用した縁切りに比べると、作業効率ははるかに良いと思いますよ。乾いた塗料はかなりの硬度ですから、しっかり縁切りしようと思うとけっこうな時間がかかります。その点、タスペーサーの設置作業は屋根面積90~100平米なら2~3時間で終わる。せっかく仕上げた塗装を傷つけることもないですし、スレート同士が再度接着してしまうこともありません。

――開発に着手されたきっかけは。

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