【オフィスコンシェルジュ社長インタビュー】月2万でカスタマイズし放題のリフォーム業務管理ツール
オフィスコンシェルジュ 小松延顕 社長
活用で4時間の会議が30分に
月2万円のみで無制限に自社にあわせたカスタマイズができるリフォーム業務管理ツールがある。オフィスコンシェルジュ(東京都豊島区)が提供する、リフォーム業に完全特化した業務管理ツール「建設BALENA(バレーナ)リフォームver」だ。工程や予算の管理、見積もりや発注書の作成などあらゆる業務を一括で管理できる。料金は6年間のリース契約で月額8万4000円、基本保守が1万円だ。パソコン1台あたりのFileMaker18のユーザーライセンスが年間で1万9200円。そして、各社にあわせたカスタマイズが月2万円で上限なくできる。なぜBALENAをつくり、このようなモデルで提供しているのか。小松延顕社長に聞いた。
【聞き手/企画開発部 長田京子】
新人育成にも効果あり
――月額2万円でカスタマイズし放題というのは太っ腹ですね。当初からそのモデルだったのですか。
最初は完全オーダーメイドで始めました。業種はしぼっていなかったのですが、半分以上が建設業だったことがあり、6年前に建設業に特化することにしたんです。
約1年かけてBALENAをつくりました。運用に乗せるためにサポートしているとカスタマイズはやらざるを得ず、最初はカスタマイズを基本料金の中でやっていました。基本料金内でやることをやめ、その都度細かく見積もりを出すという段階もあったのですが、お互いが大変。最終的にいくらかかるのか分かりませんし、これもカスタマイズなのかとクレームがあったりもしました。そこで思い切って定額でカスタマイズし放題にしました。
一からシステムをつくろうとすると、1年で2000万~3000万円はかかります。
――月額2万円では赤字なのではないですか。
目の前のかかる工数に対して2万円だと赤字ですが、満足度が上がるのでご紹介や口コミをくださったり、プライスレスの効果があります。
目の前の対応を商談を獲得するためにかかる営業コストだと割り切っています。それに、2万円をいただきながら現場の真のニーズも教えていただいていますから。こんなにありがたいことはありません。
――顧客情報の一元管理や現場ごとの採算管理、帳票の自動作成などリフォーム業務管理をすべて網羅しています。実際に導入したリフォーム会社はどのように活用していますか。
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