三春情報センター 星野 伸朋
クリエーション事業部 常務執行役員
三春情報センター(神奈川県横浜市)は、地元密着型の不動産売買・賃貸・仲介に関連する各種事業を展開。住宅オーナーに物件の賃貸、売却、買い取りを同時提案して選ばせるなど、総合不動産ならではのユニークなビジネスモデルで、商圏内の物件取扱量を拡大している。星野伸朋常務執行役員に、特徴ある戦略や買取再販市場の今後などについて聞いた。
【聞き手/編集長 金子裕介】
直営23店、FC7店で展開
――神奈川県の横浜の南部エリアに特化した地域展開しています。
地域の方に「どこに行っても見るね」と言われるようなドミナント戦略で、JR根岸線や京急電鉄京急線を中心に1駅ごとに出店しています。現在、直営23店、FC7店で、営業マンは105人います。客付けと物件販売を合わせて年間1620件くらい扱っています。
――2005年から買取再販事業に参入し、前期の仕入れ物件は350件、販売が300件でした。今期は。
5年前から数を増やして、前期は買い過ぎて赤字物件も出たため、今期から利益体質に切り替えました。月15件程に絞ったので、今期は年間180件程度、販売数も同じくらいの見通しです。
カスタマーファーストを追求
――物件の仕入れルートは。
7割はオーナーさんから直接で、3割は他の仲介会社経由です。
――直接仕入れる時の方法は。
店舗に来られた住宅オーナーさんに「その住宅を貸した場合、売った場合、当社が買い取った場合」の3パターンを試算し、それぞれのメリット、デメリットを説明します。そこで「買い取り」を選んだ方から、購入しています。
――売却仲介より買い取りの方が御社の利益は大きいのでは。

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