リフォーム事業を展開するユウワ(新潟県新潟市)は、9月から自社ホームページで「ChatGPT」を活用した問い合わせへの回答を始めた。「AIチャットくん」というキャラクターを作成し、同社の新入社員としてあらゆる問い合わせに24時間365日体制で対応。導入前には月10件前後だった問い合わせ数が200件を超えた。戦力強化による業績アップにも期待しており、前期売上高4億円から今期は4億5000万円を目指す。
問い合わせが20倍の月200件に
有料メンテの対応に利用
今井直人社長
── ChatGPTを入れることになったきっかけは何だったのでしょうか。
わが社は社員数20人ほどの小さな会社で、今年、新卒採用の内定をまだ1人も出せていない状態でして、よい人材を採用しにくい状況は今後も続いていくと思います。そうするとサービスの質が落ちていき、生き残っていけないので、なんらかの手立てを打ちたいと考えました。
現在、会員制の有料メンテナンスサービスを展開しており、1700世帯ほど会員がいるのですが、以前から、その方たちに担当者でなくとも質問に回答できる仕組みがあると便利だなと思っていまして。そんな時、ChatGPTを活用したAIサービスを提供するシップ(東京都文京区)の小松信幸社長に誘っていただいたのがきっかけです。

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