全国で8200社の導入実績を誇る3DCADシステム「RIKCAD」を展開するユニマットリック(東京都港区)。新たに、エクステリア事業向けのオープンプラットフォーム「OPEN EX」内での各種サービス提供を進め、現在500社の利用企業数を今年度中に1500社に拡大する計画だ。販工店と問屋、メーカーがつながり、業界のDXによる標準化を目指す同社の小松正幸社長に今後の構想を聞いた。
業界のデータ一元管理を推進
システム導入1500社へ
小松正幸社長
──エクステリア業界のDX化に本格的に着手し始めたようですね。
私が業界に入ったのが今から33年前、エクステリアの問屋に営業職で入社しました。そこでよく覚えているのは当時、販工店や専門店からの発注が電話かFAXだったことです。例えばフェンスだったら柱や本体の数がいくつというように、まず拾い出し作業をする。それを規格表、部品ごとに細かく分かれる商品コードを紙に書いてはメーカーに手発注するので、とにかく大変で、何とかしないと、と漠然と考えていました。そして今になり人手不足からいよいよDX化が必要と感じました。エクステリアもDX化を進めなければという長らく抱えてきた想いから開発を進めました。
──建設業界で、デジタル関連サービスを普及させるのはかなりハードルが高いです。よく踏み切りましたね。
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