リフォーム産業フェア+工務店フェア2013セミナーリポート(4)匠工房
東京ビッグサイトで行われたセミナーを紙面で紹介しています!第4弾は、今、注目!中古住宅についてのセミナーです!
匠工房 加賀爪宏介 代表取締役社長 兼CEO
≪タイトル≫ 高額受注が当たり前にとれる「中古+リフォーム」で成功する3つの要素
リフォーム業に不動産仲介をミックスして瞬く間に急成長した匠工房。中古住宅仲介からのリフォーム成約率も100%で、大型に発展する率も高い。その成功の秘訣を3つのポイントで語ってもらった。
リフォーム+不動産の融合で拡大
組織体制と給与制度の改善がカギリフォーム業と不動産業を手掛ける会社は多いと思いますが、「中古住宅仲介×リフォーム」で成功するのはなかなか難しい。弊社も2006年から不動産業を始めましたが、1~2年は伸びませんでした。しかし、2008年から不動産業の売り上げが上がり、それにつれてリフォーム業も業績を伸ばしていくことができました。今日はその中古住宅×リフォームを成功させる3つのポイントをお話ししていきます。
1点目は「不動産の流れを知る」ということです。不動産の仲介とは、客の反響があると、まず中身を客に見せる=案内から始まります。その後建築の申し込みに当たる「買い付け」をし、がちがちの書面を交わして、決済、登記を行い名義変更となります。
不動産がリフォームと大きく違うのは、案内から買い付けまで早ければ1時間半で決まってしまうということです。案内時にリフォームの現調も行いますが、1時間以内に概算を出さなければなりません。
流れを知る、というのは、この後の資金の流れがヒントになります。買い付けの後、クライアントがどれくらい与信があるのか本審査が行われます。この時までに、資金計画がしっかりできていないと、資金が実行されず、最後の「決済」にいきません。すると、何が問題になるのか。
それは「誰が持ち主なの?」という名義の問題です。
決済が終わるまで、売買は成立せず、持ち主はそのまま、名義の変更は行われません。つまり、重要事項説明(重説)をし、契約書を交わしても資金は実行されず、名義は変わっていないのです。リフォーム業の人はそこをご存じないことが多いのです。
仮契約の後、リフォーム業者が精密な見積もりの作成のために物件をもう一度見たいと思っても、名義が変わっていないため、思うようなタイミングで現場を見ることができません。どうしても1手2手遅れてしまいます。この辺りの流れをスムーズにさせるためにも、まず不動産の流れ、資金の流れを理解しておく必要があるでしょう。
盲点だった「社内体制」の整備
ポイントの2つ目は「社内体制」です。これはかなり独特かもしれません。弊社は現在、中古住宅の仲介とリフォーム、土地仲介と新築もすべて――――――――――
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