リフォームセールスマガジン2014年3月号
『リフォーム実務に役立つ資格』
資格を取得して仕事に活かそう、会社に貢献しよう、というやる気が社員にあるにも関わらず、仕事と両立できずに受験を諦めたり、不合格になってしまうリフォーム営業マンやプランナーは多い。様々な資格取得支援策を講じ、社員のチャレンジを応援している企業を紹介する。
オレンジホームワークス
(東京都江東区)
中山雅明 社長
デザインや使い勝手を重視した提案型リフォームで、マンションのリノベーションを中心に年間約350棟を手がける。
価格競争で勝つには社員の勉強が不可欠
マンションリフォームやリノベーションを得意とするオレンジホームワークス(東京都江東区)では、6年前から社員の資格取得を積極的に支援している。
「大手ハウスメーカーや量販店の参入で価格競争が激化する中、値段勝負では到底適いません。デザイン性や知識など専門性を武器にした提案型リフォームで勝負していくには、やはり勉強が必要です。資格は強力なツール。お客様からの信頼もちがいます」(中山雅明社長)
同社では資格取得のために通う資格学校の費用や教材費を金額問わず全額負担している。日頃から社員研修などにコストをかけられない分、勉強のために必要な書籍などの購入費用も援助している。
また、就業後のスクール通学のために、なるべく早く帰社を促すなど社内環境も協力的だ。資格取得者には資格ごとに手当もつくので、社員のモチベーションもアップ。しかし、1回で合格できない場合は、合格するまで費用の半額を毎月1万円ずつ給料から天引きするというプレッシャーも与えている。
そんな同社の会社概要には建築士資格から始まり宅地建物取引主任者や福祉住環境コーディネーターなどの肩書きがずらり。現在も2級建築士を目指して勉強中のスタッフがいる。社員に見合った資格をふだんからそれとなくすすめ、業界の最新情報などもお互いに共有。常にスキルアップして勉強していこうという雰囲気づくりにも努めている。
「今後も会社に必要な資格をバランスよく取得してもらいたいですね。資格取得のための勉強をすることで知識がさらに深まる。説明も十分に裏付けされたものになり、お客様にもご満足していただけます」(同氏)
▼ただし・・・▼
不合格の場合は給料から1万円ずつ天引き。
プレッシャーを与えることで、勉強に真剣に取り組むようになる。
自らも資格を取得し社員のよき相談相手に
中山社長自らも3年前に「名刺の肩書きの必要性を痛感して」資格を取得。週2~3回スクールに通学した。予習、復習、課題に追われ1年間は空いている時間はすべて勉強にあてた。休日も飲み会やゴルフもなし。受験直前は週4日通学。仕事と本業に追われながらも見事1発で合格した。
「スクール時代の同期とは今でもよい仲間で、1500万円の物件を紹介してもらったりと、仕事においても貴重な関係を築けたことは大きな収穫でした」(同氏)
仕事と両立しながら資格取得を目指す社員のよき相談相手にもなっているようだ。
この記事はリフォーム営業マンを応援するビジネス誌
『Reform Sales Magazine リフォームセールスマガジン』 から抜粋しました。
(毎月15日発行/A4サイズ/28ページ/オールカラー)
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