リフォームセールスマガジン2014年7月号
必ず成功する 『集客の仕掛け』
成功集客事例(1) リフォーム相談会
地域における自社の認知度を高めながら、不特定多数の人を集客できるのがリフォーム相談会開催の大きな魅力だ。東京都多摩エリアを中心に大型ショールームを6店舗展開するホームテック。同社では年に3回、全店舗で同時開催する「リフォーム博」が、集客の大きな柱となっている。
午前中は特価品目当ての予約客でいっぱい
縁日スタイルのリフォーム相談会を開催し、リフォーム顧客の開拓に成功しているのがホームテックだ。
同社の「リフォーム博」は、2008年より年に3回、全6店舗で同時開催している、同社の一大イベントだ。耐震や太陽光などの専門家による相談会や、当日限定の水まわり品の特価コーナー、施工事例などの展示や体験会など、内容が盛り沢山。特価品を目がけて来場するユーザーも多く、両日とも午前中は商談スペースが予約席でいっぱいになる。
先月の初旬に開催を終えたばかりのリフォーム博では、全店舗合わせて413組を集客。その内158組から引き合いを獲得するなど、イベントは盛況を博した。家族連れを集客するため、当日はリフォーム相談会だけでなく、子供が楽しめる縁日イベントを同時企画。抽選会、似顔絵コーナー、たい焼きやわたあめの提供など、各店舗趣向を凝らしたイベントはすべて無料。誰でも参加可能だ。通りすがりの地域住民や、ふだんゆっくりショールームを見学できない家族連れにも気軽に来店して楽しんでもらい、地域に潜在しているリフォーム顧客を発掘するのが狙いだ。
「声をかけて初めて来店していただき、すぐに見積もりを...となるケースも少なくないですよ」(小賀坂直美氏)
イベントの質を高めるための努力も怠らない。1日目の終了後には必ず各店の来場組数などのデータを集計し、全店に配信。各店舗のイベント状況を確認し、良かった点、改善点などを共有し、翌日のイベントにすぐに反映させる。
「例えば、リフォーム相談のお客様をお待たせしないよう、受付・案内などの役割分担を明確にしました。ベテラン社員への引き継ぎをうまくしてお客様に良い印象を持ってもらえるよう2日目で改善されました」
イベントの企画・運営は、入社2~3年目の若手社員が中心となって行われる。開催準備を通じて社員同士のつながりも強くなり、モチベーションもアップする。若手社員にとってもメーカーの営業マンや顧客が一堂に集合するため、知識を深め、接客方法などを実践で学べるよい機会にもなっている。
リフォーム博の常連客が生まれるほどの人気イベントに成長
- 気軽に立ち寄れるお楽しみ企画を充実させ、リフォームショールームに足を運んでもらえるきっかけづくりを行う。
- 年に3回の開催に向けて全社員で総力を上げて準備。若手社員が中心になることで、社員同士の結束力もアップ。
この記事はリフォーム営業マンを応援するビジネス誌
『Reform Sales Magazine リフォームセールスマガジン』 から抜粋しました。
(毎月15日発行/A4サイズ/28ページ/オールカラー)
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