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主婦客の声を元に、女性客が足を運びやすい店づくりに成功

リフォームセールスマガジン (2014年7月号) 10P
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リフォームセールスマガジン

リフォームセールスマガジン2014年7月号
必ず成功する 『集客の仕掛け』

成功集客事例(2) 自社ショールーム活用

地元の主婦に支持されるリフォームショールームがある。ガス事業を母体にするリフォーム店・カナジュウ・コーポレーション(神奈川県横浜市)のショールーム「エコカナ」だ。主婦の声をショールームづくりに反映するサポーター制度を設け、女性客が足を運びやすい店づくりに成功している。

カナジュウ・コーポレーション

調理体験でリフォームのきっかけ作り

 「エコ・カナは、地域密着の自社ショールーム。地域の方にカナジュウ・コーポレーションを知っていただく窓口的な存在です」と山本直志店長。

 エコ・カナでは、ガスコンロなどの調理機器の交換を中心に、年間約2億円を売り上げる。展示はリンナイ、ノーリツ、ダイキンなど多くのメーカーの調理機器を並べる。実際に使用できる機種も多く、ガスコンロとIH調理器を比較したり、メーカー毎に使い心地を試したりもできる。

 ショールームではイベントを積極的に行う。まずは、年に4回のキャンペーン。「昨年クリスマスイベントを開きましたが、1日で40組来場され、見積りをされたお客様の成約率はほぼ100%でした」と話す。
 毎月平均60組の来店があり、4月までは、毎月メニューを変えて無料の料理教室を開いていた。多い時期だと毎週2組程の申し込みがあり、友人を連れてきたり、子供と一緒だったり、賑やかな料理教室になったことも。

 「今までの料理教室は、地域の人に名前を知ってもらうきっかけ作りになりました。次のステップとしてエコ・カナでしかできないIHとガスコンロの違いなど比較体験料理教室を取り入れています。より目的にあったお客様にターゲットを絞っていこうと考えました」(山本直志店長)

サポーターによる座談会▲サポーターによる座談会

 料理に関心のある女性客を集客するだけでなく、より多くのユーザーに対して店の存在をPRするため有料でショールームのサポーターを募り、その声を店の運営に生かす取り組みも。例えば看板「エコ・カナ」のデザインは、サポーターの意見を取り入れ、えんじ色で暖かみのあるやさしい色合いに。またスタッフの制服も茶色のラインが入ったベストと短めのエプロンに変え、店の印象が明るくなった。

 また来店客のニーズにも柔軟に対応する。要望に応え、ガスオーブンを置くようになったこともある。季節や行事ごとに展示レイアウトを変更し、新鮮な売り場を維持している。

成功事例に学ぶ 自社ショールーム活用のポイント
  1. リフォームのきっかけになる料理教室や調理機器の比較体験を定期的に開催。
  2. サポーター制度で地元主婦客の声を積極的に取り入れる。女性が足を踏み入れたくなるショールームづくり。


この記事はリフォーム営業マンを応援するビジネス誌
 『Reform Sales Magazine
 リフォームセールスマガジン』 から抜粋しました。
(毎月15日発行/A4サイズ/28ページ/オールカラー)

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