慌てない!ドタバタしない!現場の段取り
~リフォームセールスマガジン11月号~
ハイブリッドホーム
建設統括部 建設統括課
西田 功課長
『養生日』を設けることで
着工日当日のドタバタを解消
通常、養生は現場に最初に入る職人や営業担当者が行なうケースが多く、養生の徹底度合いが個々の現場や担当者によって品質に差が出てしまいがちだ。 「職人も養生作業を任されると自分の仕事が遅れるのでどうしても中途半端になりがちです。それは社員がやっても同じで片手間で雑になりがちでした。それでは、家の中が傷や埃だらけになった、大切なものが割れてしまったなどとトラブルを引き起こします」
工程表を作成する際に西田さんが心掛けているのが、顧客目線であること。冷蔵庫の移動日や、水道が止まる日を分かり易く記載。また養生日と完工後の養生はがし・片付け清掃まで工定評に落とし込む。また事前にどんな職人が来るのか施主が分かるよう、職人の顔写真入りにし安心してもらう。職人の顔写真は社員全員で共有。
そこで西田さんは、着工日の前日に養生日を設け、クリーニング業者に養生作業を外注することを社内で提案。こうすることで、全ての現場において工事箇所はもちろん、そこに至るまでの床や壁、2階につながる吹き抜けなど、埃が入る可能性がある箇所は徹底的に養生できるように。
「万が一何かあったとしても、お施主様としてはここまでやってくれたのだから・・・と心情的に許してくださいます」(西田さん)
着工前の養生と、養生はがし共に1~2時間かけて丁寧に行なう。養生作業は、クリーニングを行なう会社に依頼。
現場を何件も掛け持ちしていると、着工日の朝はどうしてもバタバタしがちだ。事前に養生作業を行なうことで、資材の搬入経路や置き場所確認なども入念に準備できる。また解体や大工職人も現場に入ればすぐ工事に取り掛かれる。
リフォーム工事において、綺麗でイメージ通りに空間が仕上がるのは当たり前。西田さんはストレスのない工事でさらに顧客に感動や満足を与えるにはどうしたらいいかの研究を重ねている。
この他にも段取りテクニックが満載!続きはリフォームセールスマガジン11月号で!
リフォームセールスマガジン
2016年11月号
【特集】現場の段取り
段取り名人たちが事前準備のコツを伝授!
≪Pick up!≫子育て世代のリフォーム
≪Pick up!≫キッチンカウンターのトレンド
≪連載≫レンジフードの機能を徹底比較
リフォームセールスマガジンとは?!