PART4 お悩み解決の窓提案
紫外線対策
日射を軽減させるガラスとして人気がある「Low-Eガラス」は複層ガラス中間層のどちらか一方のガラス面にLow-Eとよばれる金属の膜をコーティングしたガラスです。膜の位置により効果が違うので、現況に合わせて使い分けると良いでしょう。
(1) 遮熱タイプ(日射遮蔽型)
室外側のガラス面にLow-E膜をコーティングしているタイプです。強い太陽の熱を跳ね返し、室内に入る日射熱を低減させる効果があります。夏の暑さを和らげ、冷房効率を上げることが期待できます。特に日差しが強い東向き・西向きの窓に向いています。
(2) 断熱タイプ(日射熱取得型)
室内側のガラス面にLow-E膜をコーティングしているタイプです。太陽からの熱がほどよく室内に入り込み、かつ暖房による熱を外に逃がしにくい効果があります。断熱タイプですので、夏場の冷房効率も上がります。
騒音対策
「内窓を入れてガラスを2枚にしたのに騒音が軽減しない」ということがあります。考えられるのは「共鳴透過現象」です。これは2枚のガラスの厚みが同じ場合に生じる現象で、大きな音が空気を振動させて室外側のガラスに当たると、室内側のガラスも共鳴して室内側に音を伝えるという仕組みです。複層ガラスも2枚が同じ厚みのガラスなら防音効果は期待できません。
防音対策ガラスは何種類かありますが、そのひとつ「異厚複層ガラス」は2枚の違う厚みのガラスを使用した複層ガラスです。騒音なら異厚複層ガラスの内窓がおすすめです。
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