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備えあれば憂いなし「もしもの事態」に先...

備えあれば憂いなし 「もしもの事態」に先回りするトラブル想定の段取り

リフォマガ2025年8月(リフォーム産業新聞8/25号)
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段取りのセオリー(バナー)

リフォーム営業歴20年以上のベテラン、マツドリフォーム(神奈川県川崎市)の粟野秀至さんが、段取りで大事にしているのは「万が一を考えて動くこと」だ。計画通りに行かないことを想定し、対策を練っておくことで、トラブルに対し冷静に対処できている。

話を聞いたのは...

マツドリフォーム(神奈川県川崎市)

神奈川県川崎市に商圏を絞り、地域密着のリフォーム店として地元で支持されている。全体の約7割がOB客。営業は8名。受注件数は370件。

マツドリフォーム 粟野秀至さんリフォームアドバイザー 粟野秀至さん

ハウスメーカーの新築設計、ゼネコンを経てリフォーム営業歴20年以上のベテラン。年間売上高は約5000万円、8~9割がOB客。

セオリー1 工事の「もしも」を施主に予測してもらう

工事では施主の想像とのズレが生じることがある。実際に起こるかもしれない「もしも」を事前に伝えておくことが重要だ。そうしないと、施主から「思っていたのと違う」というクレームになる。事前に予測し、多少大袈裟に伝えておくことが大事だ。

例えば「かなり大きな音がして、ほこりも出ます。普段感じる音ではないので想像より大きいと思います」といった具合だ。ハードルをあげておくと、ある程度は許容してもらいやすくなるためだ。

工事が終わってから「結構音大きかったね」「ほこり多いんだね」と言われたことがあって。私たちには日常になっていてある程度慣れていても、お客様には想像以上だったんですね。なので、大袈裟に伝えることで、あえてハードルをあげています(粟野さん)。

ポイントは具体例を添えること

ポイントは具体例を添えること(良い例)

良い例

以前、キッチンを外したあとに、奥の配管が劣化していて、追加で配管を工事したことがあります。直しておかないと、リフォーム後に不具合が起きるかもしれないので。今回も解体してみて、何かあったらお声掛けしますね。そのときは追加で工事費用と期間が発生するかもしれません


ポイントは具体例を添えること(悪い例)

悪い例

解体してみないとわかりません

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この記事の関連キーワード : OB マツドリフォーム 地域密着 段取り 段取りのセオリー

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