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新卒のエントリー数が2.8倍に拡大したニッカホームの戦略とは

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内定者懇親会の様子内定者懇親会の様子

採用術

リフォーム会社のニッカホーム(愛知県名古屋市)は新卒採用に注力している。学生のニーズに応えて夜間や土日にも説明会を開催するなど、さまざまな施策を実施。説明会の参加人数は施策実行前の24卒が1155人に対して、25卒が2156人、26卒で3330人に拡大した。

26卒で3330人を記録

採用100人が目標

新卒採用における主な施策

同社はニッカホームグループの中核企業で、リフォーム業を中心に展開している。全国に107店を構える。ニッカホームグループの2025年3月期の連結売上高は711億6000万円、うちリフォーム売上高が643億1000万円を占める。従業員数は1695人(2025年4月現在)。グループ会社にニッカ不動産(同)、マニカホーム(同)、広告代理店のニッコー(同)、給湯器などの交換を専門とする大問屋(東京都大田区)などがある。

同社が注力しているのは新卒採用だ。これまで年間50人の採用を目標としていたが、25卒の採用活動の途中から、その目標を100人へと大幅に引き上げた。採用担当は7人で、4エリアを分担して対応している。目標が大きく拡大したにもかかわらず、少人数体制で成果を上げられているのは、主に4つの施策が奏功しているからだ。

施策の1つ目として、学生のさまざまなニーズに応えることを目的とした人事専門のフリーランスパートナーの活用がある。同社では7人の採用担当に加え、12人の人事専門のフリーランスパートナーを起用している。例えば、会社説明会の運営を一部担い、夜間や土日にも開催可能となり、「アルバイト終了後に参加したい」といった学生の幅広いニーズに応えられるようになった。説明会の開催数は従来の3〜4倍に増加し、多くの学生にリーチできている。本社 人材開発部 責任者の榊原有希氏は「社員とフリーランスパートナーの説明会で選考通過率に大きな差は見られませんし、おかげで社員は他の業務に集中することができます。フリーランスパートナーの年間コストも正社員1人分未満です」と語る。

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