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広島県、3つの廃校を再生・有効活用

広島県、3つの廃校を再生・有効活用

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《地域活性化プロジェクトリポート》
~ひろしま里山交流プロジェクト実行委員会~

 広島県は、建築家の隈研吾氏監修の下で、「廃校リノベーション」を進めている。同プロジェクトについて、中山間地域振興課内に設けられた、ひろしま里山交流プロジェクト実行委員会事務局の原田英樹参事に話を聞いた。

小鳥原小学校

広島県 小鳥原小学校 里山に囲まれた木造校舎を自然学習の拠点などに活用する。オープンデッキではカフェを運営する予定。地元の特産品である竹で作られた、すだれ天井が特徴だ。

【プロフィール】

構造 : 木造2階建
竣工 : 1955年
面積 : 624平米
閉校 : 2007年

オープンカフェ、シェアオフィスなど有効活用

 この取り組みは廃校になった2つの小学校と保育園を地元の魅力を発信する場に生まれ変わらせるというもの。今年の春に着工し、夏から秋にかけて竣工する予定だ。

 例えば、庄原市の小鳥原(ひととばら)小学校には、木のデッキと竹のすだれでスペースをつくりオープンカフェを設置。周辺の山や田で自然学習を終えた人たちの休憩所として活用する。

 三原市の和木小学校は、広いレンタルスペースを設け、研修や交流の拠点として利用。ゆくゆくはシェアオフィスとして企業を誘致し、雇用を生み出すのが目標だ。

和木小学校

広島県 和木小学校 広さを生かして、研修や交流に使えるレンタルスペースに。地元の特産品、和紙デニムを使ったインテリアや蓮根をイメージした縁側を設置する予定。

【プロフィール】

構造 : RC2階建
竣工 : 1994年
面積 : 964平米
閉校 : 2013年

 サイクリングに力を入れている江田島市の沖保育園は、瀬戸内の美しい景観を望める休憩スポットとして整備。また、子どもたちの遊び場兼ママさんたちの交流の場としても開放する。

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