診断実績、昨年の倍に
一般社団法人伝統構法耐震評価機構(東京都港区)が行う伝統耐震診断に注目が集まっている。
昭和25年の建築基準法が制定される前に伝統工法で建てられた古民家は、今の基準に当てはめると既存不適格になり、建築現行法の耐震診断では相当弱い評価になってしまう。
しかし、古民家には100年以上も地震の被害に耐えている物件も多い。そこで古民家の性質に合わせた正しい評価を行うのが伝統耐震診断だ。
「伝統構法は礎石に柱を建てる石場建ての基礎で、太い柱と梁を組み合わせた作りです。今の住宅のような耐震構造と違い、緩やかに揺れを逃がす免震と制震のような造り。その性能をしっかりと評価するのが伝統耐震診断です」(杉本龍一代表理事)
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