・国交相がセミナーを主催、建設業界での女性活躍がテーマ
・建設現場での女性用トイレ不足、育休制度の利用し辛さなどが課題
・女性管理職割合の向上による活躍推進、アピールが今後の課題
トイレ・育休などに課題
建設業界に女性を増やすにはトイレや子育てとの両立などに問題がある。3月1日、国交省が主催したイベント「建設産業女性活躍セミナー」で現場で活躍する女性6人が登壇し「女性活躍」をテーマに議論が行われた。
女性が働きやすい場づくりを議論
鹿島建設の村上育子さんは、建設現場での女性用トイレについて言及。「以前に比べれば女性用トイレは増えてきたが、小さい会社だとまだ少ない。また工事する地域によってはトイレが奇麗でない。トイレメーカーには対策してほしい」と訴えた。
また、子育て・介護と仕事の両立といった課題でも意見が相次いだ。大成建設の角崎由貴子さんは、育休など子育てに関する制度の利用しづらさを指摘。「子育てに関する制度はあっても、人手が足りない地方では制度は使いづらい」と、都市部と地方で格差の問題があるとした。

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