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国土交通省の事業「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査」の第3回中間報告会が2月1日に開催され、研究者らによって室温が健康に及ぼす影響などが報告された。
「SWH全国調査の医学的・建築学的意義を考える」と題しパネルディスカッションも
スマートウェルネス住宅等推進調査委員会調査・解析小委員会幹事の安藤真太朗氏は、就寝前の室温が低い住宅の居住者ほど、過活動膀胱症状(OAB)である確率が有意に高いことを指摘した。OABとは夜間頻尿などの症状を示す病気。居間就寝前室温が12℃未満の寒冷群は、18℃以上の温暖群よりOABの調整オッズ比が1.62倍であることを示した。
また、断熱改修によって就寝前居間室温が上昇した群は、OABが有意に抑制されることも分かった。

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