プランナーが営業マンを兼務
「Renomama(リノまま)」ブランドでリフォーム事業を展開する東京テアトル(東京都新宿区)は、2年ほど前から大型案件の受注効率を高める取り組みを進めている。その結果、設備交換などの単品工事を除く案件の平均単価は、以前の700万円弱から、900万円強までアップした。
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具体的には、プランナーが営業マンを兼務する体制に変更。従来は営業マンが行っていたヒアリングや営業提案といったユーザー対応を現在はプランナーが担当している。設計に関する知識や経験が豊富なプランナーが、ヒアリングした内容をリフォームプランへダイレクトに反映できるようになった。加えて、ユーザーとの打ち合わせ回数や時間に制限を設けないことで、ニーズをふんだんに盛り込んだ提案を行いやすい環境を整えている。また、営業マンとプランナーの業務のシームレス化は、情報伝達のミスによる設計変更・手直しの防止、時間と人件費の削減といった効果もあり、安定した利益を確保しやすくなった。

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