国では建設業の職人を増やすために週休2日を実現するプロジェクトを推進中だ。そのような中で、建設産業専門団体連合会(東京都港区)は職人の週休2日制に関する調査を発表。他の産業に比べて休日日数が少ないことが分かった。
【リポート/編集部 堀口泰生】
土日休みづらい業界
建設現場で働く職人の2020年度の年間休日日数の平均は「98.9日」だった。詳細は「80~89日」が22.9%と最も多く、次に「100~109日」が22.6%、「90〜99日」が13.1%と続く。
週休2日制で、年末年始と夏期休暇と祝日を含めると年間の休みは120~130日となる。建設業の平均である98.9日と比べると、約30日も多い。カレンダー通りの休みがないことは明らかだ。
全産業における平均は110.5日。(「令和3年就労条件総合調査/厚生労働省」)。これと比べると、約11日も少ないという結果だった。
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