地域材利用の工事に最大60万円付与
林野庁は地域材を利用した新築、増改築などに最大60万円分のポイントを付与する「木材利用ポイント」を2013年4月から開始する。同事業で410億円の予算が組まれており、同庁では2100億円以上の経済効果を見込んでいる。
「木材利用ポイント」は、森林の適正な整備・保全、地球温暖化防止などのため、地域材の利用促進を図ることが目的。ポイント対象となるのは以下の3つとなる。
- 地域材を一定以上活用した内外装工事(ポイント上限は30万円で検討中)
- 主要構造部に使用する材・構造用合板に、過半数相当の地域材を利用した新築・増改築(ポイント上限は30万円で検討中)
- 地域材を一定以上利用した木製品・木質ペレットストーブ 等。
(1)と(2)に関しては平成25年4月1日から平成26年3月1日までに工事に着手したものが対象。(3)ポイントの付与の対象期間や基準は検討中だ。
申請は住宅エコポイントと同じく、リフォームをした本人(又は代理申請)が郵送で行うか、各地に設ける申請を受け付けるための窓口、いずれかとなる。
ポイントを利用して交換できる商品は商品券・プリペイドカード、即時交換、地域の農林水産食品、農林漁村及び森林における体験型旅行等となる見込み。ただ、商品券・プリペイドカードへの交換及び、即時交換については、付与されたポイントの50%が上限。

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