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住育で住まいのあり方を見直すシンポジウム開催

住育で住まいのあり方を見直すシンポジウム開催

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住育アドバイザー資格講座を開講へ

 新宿明治安田生命ホールで3月10日、NPO法人住育コミュニティ(京都市左京区)主催の「住育コミュニティin東京〜今こそ深めよう家族の絆・社会の絆〜」が開催された。

「住まいのあり方を見直す」提唱・実現を呼びかける宇津崎 光代代表(中央)と住育研究所宇津崎友見所長(右)、宇津崎せつ子一級建築士(左)

「住まいのあり方を見直す」提唱・実現を呼びかける宇津崎 光代代表(中央)と住育研究所宇津崎友見所長(右)、宇津崎せつ子一級建築士(左) 

 記念講演では、神奈川大学松岡紀雄名誉教授により「住育は日本再生の突破口!!」をテーマに語られた。松岡氏は、「今の日本には若い人が憧れる『幸せな家族』が少ないことも少子化の一因。環境問題や少子化、高齢化、財政破たんなど数々の日本に直面する問題の解決には人材の育成が必要であり、人材育成は家庭と住環境、地域社会で養われる。『住育』こそが日本の再生の突破口といえる」と強調した。

 同法人代表の宇津崎光代氏は、講演の中で「広くて外観もいい家なのに、家に帰りたくない子供が増えている現状を悲しく思う。社会を元気にする源は、家族が幸せであり、毎日の暮らしを家族みんなが楽しめる生活となる住まいのあり方。家事や子育て、介護が楽にできる住まいづくりには、自然にコミュニケーションがとれる『住育』が大切」と力説した。

 来場者には「お家と暮らしの夢マップ」などが一人ひとり配られ、家族みんなが幸せになるための住育を見つめ直すヒントが紹介された。

 元宮城県知事浅野史郎氏のデモレーターによる、住育視点で家族の在り方や暮らしが変わった方々のパネルディスカッションが行われた。この中では実際に同マップを使用した人の体験なども語られた。

 同法人では、住育をより多くの方々に広め、幸せな家族を増やす目的も兼ねた「住育アドバイザー」資格認定講座を2013年開講予定だ。

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