高効率給湯器の設置に最大20万円が補助される「給湯省エネ2024事業」(経済産業省主幹)の予算消化率が、8月27日時点で53%に到達した。昨年度の前身事業においては予算消化率が低調に推移していたが、今年度は全体予算額、補助額、それに補助対象者および製品が拡充したこともあり、順調な予算消化を果たしている。
撤去加算は10月終了か
さらに今年度は、給湯器の設置に合わせて、既存の電気蓄熱暖房機または電気温水器を撤去する際の工事費用を補助する「撤去加算」が新設された。撤去加算に充てられた予算消化も着実に進んでおり、8月27日時点で70%。これまでの推移を見ると1日あたり約0.48ポイントを消化しており、順当に進めば10月中に予算上限100%に達する計算となる。
撤去加算の補助が終了した場合でも、高効率給湯器の設置に対する補助は予算上限まで継続されるとはいえ、早めの申請を心掛けたいところ。その際に注意したいのが、「給湯省エネ事業」との重複申請だ。事務局によれば、前身の「給湯省エネ事業」において補助金の交付を受けた給湯器で、今年度の同事業においても交付申請しているケースが散見される。
「給湯省エネ事業」で交付を受けた給湯器は、今年度の補助対象に該当していても、重複して申請することはできないので注意が必要だ。
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