開口部の改修に最大200万円が補助される政府の補助金事業「先進的窓リノベ2024事業」(環境省主幹)で8月以降、一般消費者から「補助金の交付がされない」という問い合わせが増加していると、同事務局が発表した。このような事態を招いている原因は、施工業者(窓リノベ事業者)による「交付申請の出し忘れ」または「申請手続きの遅延」にあるとしている。
消費者から問い合わせ増加
消費者と工事請負契約を締結し、交付申請の委託を受けた施工業者は、遅滞なくポータルに入力し、交付申請を提出する必要がある。しかし、事務局が状況を確認した結果、交付申請された痕跡がないものがほとんどだと結論づけた。
申請受付の締切時期が迫れば、各施工業者からの申請が急増することが予想される。そうなると事務局の審査スケジュールも乱れ、不備訂正のための期間が十分に確保されず、結果的に補助金の交付が行われない可能性も出てくる。
なお、同事業における交付申請受付の締切は、予算上限に到達するまで。9月9日時点で予算消化率31%となっている。到達しない場合でも年末の12月31日には受付終了が予定されている。

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