企業や行政機関などのリスクネジメントを行うSOMPOリスクマネジメント(東京都新宿区)は、リストバンド型デバイスによる熱中症管理サービス「みまもりふくろう」を提供している。
心拍を測定し熱ストレスを検知するリストバンド
ウェアラブルIoTサービスのみまもりふくろうは、アラート機能、GPS機能、ダッシュボード機能を搭載。作業者の体調変化をリアルタイムで管理者に通知する。
熱ストレス、心拍上限、心拍下限、作業強度の4つのアラート機能があり、熱ストレスでは、熱中症の管理を行うことができる。作業者の心拍を4秒に1回測定し、厚生労働省が定める基準値を超えて2分以上作業をすると管理者にアラート通知が届く。アラートの基準値は、使い続けることで利用者に合った基準値をAIが自動的に設定し、精度を高める。
「導入目的としては、管理者が作業者を見守って働きかけるといった使われ方が多いです。管理者はアラート通知が届いたら作業者に電話をかけたり、現場に行って休憩や水分補給を促し、作業者自身で気が付かない体調変化や、頑張りすぎてしまうことを防ぎます」(サービス開発部オープンイノベーショングループ主任コンサルタント・奥村直幸氏)
GPS機能では、位置情報や作業ルートをリアルタイムに確認可能。1人作業中の異常も早期に発見し作業者を守る。
価格は初期導入費用として1台あたり1万6000円(税別)。月額料金は1〜10台まで2万円(税別)。最低利用期間は3カ月。スマートフォンに専用アプリをダウンロードして使用する。
「暑さに慣れる前の5月頃、暑くなり始める7月頃、夏本番の8月頃、この3つのタイミングで申し込み、秋冬は利用を休止して翌年に再利用されるケースが多いです」(奥村氏)
サービス開発部 オープンイノベーショングループ 主任コンサルタント 奥村直幸氏

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