東京都港区は集合住宅の省エネ化サポートに乗り出した。
都内では初めての試みで、省エネ実施のガイドブック配布のほか、専門コンサルタントの派遣などを行う。これにより区民の9割が居住する集合住宅において、節電・CO2排出量削減といった環境負荷軽減を推進していく。
区が今回開始した省エネ化の支援事業は、
- 「港区マンション省エネガイドブック」の配布
- 無料の省エネコンサルタントの派遣
- 省エネセミナー
の3つ。(1)は港区が独自に作成した冊子で、照明器具の交換や高反射塗料の活用などが、どのくらいの省エネ効果を発揮するかを分かりやすく記載している。
港区が独自に作成した冊子の配布も
(2)は首都圏マンション管理士会と協力して行う専門家の派遣。希望により資格取得者が実際の物件を訪問し、各種の省エネ対策とその効果を提案書として提供する。(3)は集合住宅の管理組合向けのセミナーで、1回目は屋上緑化や外壁塗装といった建築関連の内容で既に終了。2回目は8月31日、浜松町のエコプラザで設備・電気分野の省エネという内容で開催する。
東京都港区では以前より、環境負荷軽減に力を入れてきた。この省エネ支援により、住まいのエネルギー削減をさらに促進していく。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)4面
-
1655号(2025/07/07発行)2面
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
2025/06/20掲載