今年1月から9月までの日本の商業用不動産投資額は、前年同期比で倍増の2兆8420億円に上った。これは米国系不動産サービス大手のジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)がまとめたもので、2013年第3四半期だけで前年同期比で3倍の8570億円だった。「アベノミクス」による景気回復に伴い、不動産市場も活発化していることを裏付けた。
日本の投資額は、米国の21%増、ドイツの35%増、中国の10%増など、世界の主要国と比較しても飛び抜けて増加しており、世界的な金融緩和や円安進行を背景に、海外の投資マネーが日本の不動産市場に流入していることがうかがえる。
東京都心では7~9月の間に、芝パークビルやティファニー銀座ビルといった、話題となった大型取引が相次ぎ、今後も市場の一層の活発化が期待されている。
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