リフォーム業者選びは「知人の紹介」がトップ―――。こんなデータが国土交通省から発表された。同省は、平成24年4月から平成25年3月の間にリフォームユーザーを調査。結果を「平成25年度住宅市場動向調査」にまとめた。リフォームの動機や内容、業者選びの方法などが具体的なデータで明らかになった。
リフォームの平均築年数は25年
リフォーム実施世帯の業者選びの方法については、「知人等の紹介で」が33.9%で1位。次いで「以前から付き合いのあった業者」(32.2%)。これに対して、注文住宅購入者は「住宅展示場で」が48.4%でトップ。リフォームは口コミや過去にリフォームした、あるいは家を建ててもらった業者に依頼する傾向が強い。注文は展示場で実際にものを見て業者を選んでいるようだ。
リフォームをしたときの住宅の築年数は、昭和60~平成6年が最も多かった。築後年数の平均は25.4年。また高齢者がいる世帯の割合は41.6%だった。平均世帯年収は634万円。
リフォームの動機についての調査では、「住宅がいたんだり汚れたりしていた」が47.1%でトップ。次いで、「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」(28.0%)、「家を長持ちさせるため」(23.6%)となった。劣化や破損した症状が現れたことがきっかけとなって改修していることが分かる。また、水まわり設備を新しいものに取り換える傾向も強い。
リフォームの内容については「住宅内の設備の改善・変更」が46.8%でトップ、次いで「内装の模様替えなど」(41.6%)だった。

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