矢野経済研究所は、2014年第2・3四半期の住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表した。
住宅リフォーム市場の四半期別の市場トレンド推移

2014年第2四半期(4~6月)の住宅リフォーム市場規模は1兆7331億円(速報値)で、前年同期比5.5%減。2014年第3四半期(7~9月)の住宅リフォーム市場規模は1兆3774億円で23.4%減だった。2014年第1~第3四半期(1~9月)では4兆8949億円で、0.04%増。第1四半期(1~3月)の消費増税前の駆け込み需要で積み上がった分が、4~9月の半期で反動減となったとみられる。
駆け込み需要の反動減の影響が顕著に表れているが、第3四半期までの状況から、2014年の住宅リフォーム市場規模は6.5~6.8兆円と予測される。2015年10月の消費税再増税への需要回復が期待されたが、現在、再増税時期の先送りの可能性が出てきているため、リフォーム需要はしばらく鈍い状況が続くものと考えられる。

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