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「築30年超え」の改修が増加住宅リフォーム推進協議会

「築30年超え」の改修が増加 住宅リフォーム推進協議会

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 築30年を超える住宅リフォームが増加している―――。
このような結果が「第12回住宅リフォーム実例調査報告書」で明らかになった。調査したのは、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会(東京都千代田区)。リフォーム事業者から約2,000票の回答を得て作成した。

 報告書によると戸建て、マンションともに築年数を経過した住宅改修が増加。特にマンションでは、改修した物件が築31年以上だった割合が26%。4年前の調査に比べると約10ポイント増加している。戸建ては27%で年々上昇傾向にある。

 また、最も多く手掛けたリフォーム内容について聞いたところ、戸建て、マンションともに「住宅設備の変更」がトップだった。その他、若年層の中古住宅リフォームが増加。30代以下でリフォームを行ったユーザーに住宅の取得方法を聞いたところ「中古住宅を購入した」と回答したのが、マンションで68%、戸建てで32%。

 中古住宅を購入した場合のリフォーム時期について尋ねると、入居後すぐのリフォームが約半数となっており、中古売買に際に合わせてリフォームを行うケースが多いと考えられる。

 同協議会の環境整備委員長、黒岩幹夫氏は「リフォームの工事内容では、戸建て、マンション両方とも設備の交換がトップになった。これは国がストック重視の考え方に変わってきたことから、各メーカーさんもリフォーム分野の商品開発や宣伝を強化してきたため」と話す。

 調査の詳細をまとめた冊子は同協議会のホームページより注文できる。

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