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国交省、「2016年度先駆的空き家対策モデル事業」ビッグデータ活用で空き家10年後予測も

国交省、「2016年度先駆的空き家対策モデル事業」 ビッグデータ活用で空き家10年後予測も

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 国土交通省の「2016年度先駆的空き家対策モデル事業」。全20の採択団体を一覧で紹介する。

2016年度先駆的空き家対策モデル事業

 各団体の取り組みの中で三重県名張市は非常にユニークな取り組みを始めている。

 同市が今後行っていく対策は、ビッグデータを活用した、10年後の空き家発生地域の予測だ。具体的には、国勢調査を用い、市内の地区ごとに、現在の世帯平均年齢を算出。10年後の高齢者世帯予測を重ねて、空き家になりうる危険地域を地図上で表示するところだ。

 すでに同市では、空き家4270件を地図上にピンポイントで落とし込み、管理がなされているか否かを3段階で表示している。そこに予測結果を重ね合わせて、空き家の発生予測の精度を高めたい考えだ。

 さらに、その予測データをもとに、地域の空き家が発生する理由を分析。利便性の確保や施設整備をそのエリアで重点的に行い、地域の活性化を図っていく計画。その際に地元の不動産事業者と連携して、入居希望者がスムーズに転入できるようにする。

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