家具の大正堂、耐震リフォームの提案を強化

「ルームズ大正堂」の屋号で神奈川県、東京都で9店舗展開する家具の大正堂（神奈川県相模原市）は、従来の家具販売と共にリフォーム事業をコア事業として位置付けている。現在、9店舗中６店舗で約10坪～60坪のリフォーム相談スペースを設置し、営業体制を強化している。

▲大正堂のチラシで、耐震リフォームを告知

今期、特に注力しているのが、耐震リフォームの提案だ。これまで同社の売上の大半は水回りを中心とした設備リフォーム。しかし、東日本大震災のあと問い合わせが増加傾向にあるという。
「一昨年でしたら、年に2～3件の相談件数でしたが、震災以降の1年間で40件近くまで増加しました」(リフォーム営業推進課長 吉田昭司氏)

また横浜市の耐震改修のに関する補助金が向こう3年間限定で上限額が一般家庭で225万円まで増額された影響も大きいという。

現在は各店舗人員は、営業スタッフ2～3人、コーディネーター1人。耐震改修などの大型工事については一級建築士の有資格者の本店スタッフがサポートしていたが、相談件数の増加に伴って有資格者の増員、今後は大型工事の受注も拡大させていく。