マンションやバリアフリーリフォームを得意とするマツカワ住器(千葉県市川市)はマンションの大規模修繕工事受注に注力している。専有部の工事や将来の見込み客開拓につながるケースも多く、大規模修繕を定期的に受注し、売り上げの安定化につなげたい考えだ。
「大規模修繕はサブコンと協力して行うのですが、配管工事に伴う内装工事を担当しています」(三木雅之社長)

マツカワ住器では近隣マンションのトイレを再現
同社には7名の職人が在籍しており、2名ずつ3班(1名は遊軍)に分かれ工事を行う。職人は内装や電気、木工事までできる多能工で、工事の対応力が評価され、定期的な受注につながっているそうだ。
「現場は200~300世帯ほどのマンションが多く、洗面台をはずす際など、『せっかくだから交換して』と、大小含めると7~8割ほどが専有部の工事につながります」(三木社長)
工事が終わった後も、管理組合からの紹介などで、受注に結び付くケースがあり、3億円の売り上げのうち約3割が、大規模修繕に関連する工事となっている。
また、同社では自社ショールーム内に、改修後のイメージを見てもらうためのトイレ、洗面、バスの展示コーナーを作った。同コーナーは近くにある700戸のマンションと全く同じ寸法で作られており、実際の工事後の様子を実感しやすいつくりになっている。

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